腎臓 塩不足

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過度な塩分不足は命にかかわる

「体内でナトリウムが不足すると体で何が起きるのか」

塩のイメージ体内でナトリウムが不足すると、細胞内や骨に蓄えられているナトリウムが細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)に放出され、塩分濃度を調節しようとします。 また、ナトリウムの排出を抑制するため、血液によって腎臓に運ばれたナトリウムは一度濾過され、その後尿細管で再吸収され、再び細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)に送られます。


「体に現れる症状」

ナトリウムが不足すると体には次のような症状が現れます。

体に現れる症状1 -めまいやふらつきを起こす-

塩分摂取が不足すると、体内の塩分濃度を保つため汗や尿などからのナトリウムの排出を制限します。 同時に体内にあるナトリウム量にあわせて水分を調節するため、体内の水分も少ない状態に保ちます。 体内の水分量が減るということは血液量も少なくなるため、血液による脳への酸素供給が減少してめまいやふらつきが起こります。

体に現れる症状2 -食欲減退・脱力感-

塩分摂取が不足すると、体内塩分濃度の関係から細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液)も少なくなります。 消化液が少なくなると当然消化できる食物量も少なくなるため、だんだんと食欲がなくなります。 食事量が減ると栄養摂取量も少なくなるので、体の機能が衰え、体がだるくなり脱力感があります。

体に現れる症状3 -脱水症状や筋肉異常-

スポーツ中や、汗を大量にかく仕事をしているときは、水分と一緒に塩分を多く摂るようにとよく言われます。汗をかくと塩分も一緒に排出され体内の塩分濃度が低くなるので、それを補う必要があります。 汗を大量にかいたとき、水分はよく補給しますが、塩分補給が十分でないと、体内の塩分濃度がさらに低くなります。低い塩分濃度に合わせるために、水分をたくさん排出しようとします。そのため、体内の水分は更に不足し、脱水症状や熱中症などが起こります。
また、運動中は、発汗による水分排出への対応と運動による血流配分の変化から、腎臓の機能が抑制されると言われています。そのため汗を大量にかいても塩分補給が少ないと、ナトリウムは排出される一方ですから、筋肉からもナトリウムが奪われ、体内の塩分濃度はさらに減少します。 この状態がひどくなると、筋肉の伸縮に必要なナトリウムが不足することから、伸縮信号に異常が生じ、意識外で勝手に筋肉が収縮するという症状(けいれん)が起こります。

体に現れる症状4 -精神障害や昏睡状態-

水を大量に飲んで体内の塩分濃度が一気に下がると、神経伝達が正常に働かなくなり、嗜眠(しみん※1)や精神錯乱が起き、さらに症状が進むと昏睡状態になる可能性があります。
※1 睡眠が続き、刺激に対する反応が極度に鈍くなる。強い刺激を与えないと目覚めないという意識障害の一種。


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血清ナトリウム値の変動要因には何がありますか?

血清ナトリウム値の変動要因には何がありますか?

血清ナトリウム(Na)値はmmol/Lで示されるように体内総Naの絶対量を意味するものではなく、細胞外液のNa量と水分量との比を表わし、Naと水の動きによって血清Na値は変動します。

低Na血症の原因には、嘔吐・下痢、消化管出血や利尿剤によるNa喪失によるものと腎不全やうっ血性心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群など相対的に水分の貯留が起こってしまうものに大別されます。Naに比べて水の喪失が多い低Na血症では血清浸透圧が低下します。

一方、高脂血症、高血糖などでは血清浸透圧が上昇し、水分を血管内へ引き込むことにより、Na濃度が低下します。血糖値が100mg/dL上昇するごとに血清Na値は1.6mmol/L低下するといわれています。

また、血清を分離せず放置すれば、Naは赤血球内に移行し、血清Na値は低下します。特に低温下で起こりやすくなり、このとき血清K値が上昇します。よって、採血後測定まで全血のままで輸送・保存する場合は常温で行います。

逆に、Naに比べて水の喪失が多い高Na血症では細胞外液の浸透圧が増加するため、細胞内から細胞外へ水が移動し、細胞内脱水が起こり、口渇が現れます。
そのため、高Na血症は適切な飲水摂取の困難な幼児、高齢者、認知症などの神経疾患患者に生じやすくなります。

また、血清Na値は加齢によっても有意に上昇します。

さらに、血清K値に季節変動があるように血清Na値にも季節変動があり、気温の上昇に伴い、5月頃から徐々に高くなり、8月頃まで高値が続きます。

血清Na値の異常が生じた場合、原因鑑別に浸透圧を同時に測定します。