近眼・老眼の治し方・・東洋医学、鍼灸で治す!

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白内障の原因も活性酸素①

http://www.sod-jp.com/page1/sikkanbetu/14/14-1.htm より~

白内障の原因も活性酸素①
小原清隆・獨協医科大学越谷病院:けんこう150(全日本健康自然食品協会)から

  長寿の双子姉妹で知られる「きんさんとぎんさん」が二人とも100歳過ぎてから白内障の手術をうけ、「ご飯つぶが見える」「青空がきれいに見える」と大感激をしているシーンをTVで見た方も多いと思います。
カメラでいうとレンズにあたる水晶体が白く濁ってしまうのが白内障で、くもりガラスを通して物を見るようになってしまいます。白内障は老化に伴い誰でもある程度進行しますが、糖尿病を患うと急速に悪くなることが知られています白内障の原因として知られてきたのは、最近万病のもととして悪名が高くなってきた活性酸素です。水晶体の成分は水分が7、蛋白質が3の割合になっていますが、白濁りするのはこの蛋白質で出来た水晶体繊維が活性酸素により酸化されて病的に凝集してしまうからです
この酸化による白濁りは、透明な生卵をゆでると白く変性してしまい、決してもとの透明にはもどらないように、不可逆的変化だといわれています。

白内障は活性酸素による水晶体の濁り

■ 水晶体の白濁りは誰でも加齢で進行します
白内障とは、目の水晶体(カメラのレンズの部分)に白い濁りを生じた状態をいいます。水晶体の白濁は誰でも年をとるに従って進行しますが、白濁する位置によって様々なタイプがあります。水晶体が透明なのは、そこに血管などがなく、水晶体繊維といわれるものが整然と規則的に並んでいるからです。

■ 水晶体の活性酸素による酸化で白内障に…
この水晶体線維は蛋白質でできているのですが、酸化されるとお互いの間隔がズレたり、よじれたりすることがあるわけです。そうすると透明度が下がります。また、様々な汚れが生じても、その出口がないので、水晶体線維に汚れが付着したりします。これらも水晶体が白濁する原因だと考えられます。特に、水晶体の蛋白質の酸化が原因というこになると、活性酸素が犯人と考えないわけにはいかなくなります

■ 紫外線が水晶体通過し、活性酸素を作る
眼は光が通るところですから、紫外線も水晶を通過します。その時、OHラジカルというタイプの活性酸素を作るように作用します。また「スーパーオキドアニオンラジカル」や「過酸化水素」といわれる活性酸素も様々な物質代謝の過程で出来てしまうのです。
中でも、水晶体線維の蛋白質を変化をさせたり、生体膜を壊す力は、OHラジカルという活性酸素が一番強いといわれていますこてらが悪さをする過程で脂質に働きかけて、様々なタイプの過酸化脂質を生ぜさせ、これがまた白濁の原因になるのです
 
 
活性酸素のスカベンジング(消去)

■ 健康を考えれば活性酸素消去物質が必要
全身の健康を考えるとき、毎日の営みの中で、必然的に過剰に生じてしまう活性酸素の量に見合った、活性酸素除去物質があれば、受ける障害を最小限にすることができるといわれています。眼の場合も根本的には同じです。水晶体に酸化を招く活性酸素をつくるものとそれらを消去する物質があります。

■ 活性酸素を消去する代表的酵素がSOD
消去してくれることをスカベンジングと言いますが、活性酸素を消去してくれる代表的なものが、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という酵素です。この他グルタチオンぺルオキシダーゼとかカタラーゼという酵素もあります。これらが活性酸素の量に見合った分だけ作られるならば、スカベンジングがスムーズになされるので障害は最小限で済みます。また、酵素以外にもEとかCとかいう抗酸化力のあるビタミンも酸化を防ぐ方に働いてくれます
 
 
白内障と加齢・糖尿病の関連

■ 加齢でSODのスカベンジング力は低下
一般には老化に従って、活性酸素を消去するだけのスカベンジングは起きにくくなります。但し、白内障でみる限り、例えばSODの活性などは、単に老化にともなう白内障よりも糖尿病の人の白内障の方が活性が低いのです。

■ 糖尿病でもスカベンジング力は低下
SODそのものは相当あっても、糖尿病の人の血液や体液中に多い糖の分子が、その人のSOD酵素に物理的にからみつき、その働きを妨害するので、SODとしての活性が落ちてしまい、充分なスカベンジングができなくなってしまうのです。これは、グルタチオンぺルオキシダーゼにしろ、カタラーゼにしろ事情は似たようなものです。

■ 水晶体中の過酸化脂質が白内障を起こす
水晶体の真ん中の核が濁るタイプの白内障では、過酸化脂質が特に多いこともわかりました。これは血中コレステロールで、悪玉といわれる低比重のLDLが水晶体の中にも入ってきてしまうことが関係していることがわかりました。
従来は、LDLなんかは水晶体に入らないと思われてきたのですが、糖尿病になると糖がLDLにもからみつき変形させて、入れるようにしてしまいます。このLDLが活性酸素により酸化されて過酸化脂質になると、これはフリーラジカルですから、それ自身強い酸化力をもつようになり、水晶体線維をいためつけて白濁させるのです。
 
 
老人性白内障でもポイントは水晶体の酸化

■ ホルモン異常や耐糖力低下が大きく影響
老人性白内障は、比較的早期になる人もいます。この原因は、単に年をとるからというのではなく、病的加齢といいますか、ホルモンの異常、耐糖力の低下ということが大きく影響しています。

■ 女性では閉経期のエストロゲンの減少と共に白内障が進む
女性でいいますと閉経期、エストロゲンが目立って減る頃、白内障は結構すすみます。エストロゲン自体に抗酸化力があるということもあり、骨粗鬆症の進行にともなって、水晶体にカルシウムが入ってくるということも白濁をすすめるのです。

■ 血糖値が上がりやすく耐糖力が低い人は白内障になりやすい
耐糖力が低い人は血糖値が高いわけですが、こういう人は白内障の手術のとき、水晶体周辺の水のような体液の糖分を計ってみると、結構あります。だから、糖尿病がなくても血糖値が上がりやすい人は、白内障になりやすいのです。結局は、老人性白内障でもポイントは酸化。ただ、おだやかに進行するだけです。
 
 

紫外線やOA機器の電磁波に注意


■ 屋外で長時間紫外線の暴露で白内障に!
春スキーなんか、天気がいいと眼をやられる人が結構います。あれも紫外線です。紫外線にさらされると水晶体の中でも活性酸素が産生されるから、線維の配列が乱れたり、量が増えたりして白濁します。だから、若い時に屋外で毎日5時間以上も日光を浴びていた人は、年をとると白内障になりやすいのです。

■ 電磁波は水晶体表面をデコボコにする?
テレビやOA機器のCRT画面から飛んでくる電磁波と白内障の関係については、直接実験をやっていないのでわからないですけど、そういうものに長時間眼が釘づけになっていると、水晶体の表面が大雑把にいうデコボコになるような異常をみせる人がいます。やはり酸化の進行と何らかの関係があるのではないかと思いますが…

老人性白内障の実態
医学大辞典(南山堂)から

●一般になんら原因なく40才を過ぎる頃から、いつとはなしに水晶体が次第に混濁してくるものをいいます。

●40才で約10%、50才代では約25%、60才代では約50%に老人性白内障がみられるそうです。
●最初は一眼性ですが、早晩、両眼性となる。進行速度は個人差が強く、3~4ヵ月で全く白濁する人もあり、7~8年全く進行しないものもあります。進行は一般にきわめて緩徐ですが、ある時期に達して急激に進行する場合があります。
●自覚症状の主体は視力障害で、この視力障害と水晶体混濁は必ずしも平行せず、むしろ混濁の位置や大きさに関係します。羞明、単眼複視、眼性疲労などを訴えることもあります。
●他覚症状としては、水晶体の混濁ですが、その臨床症状によって、発熱⇒未熟⇒成熟⇒過熱の4期に区分されます。